春になると入学や進級などで環境が変わり、ドキドキの新生活が始まります。
春の入学や進級といえば、新しい教室に新しい先生、新しい教科書、新しいノート・・・
そしてアレですよ、ぞうきん。
地味に忘れそうになるけど、雑巾を持たせないといけませんよね。
今となっては、雑巾なんて100円ショップでもホームセンターでもスーパーでも買えちゃう便利な世の中ですけど、しーちゃんが子供の頃には雑巾は縫うものであり、まさかお金を出して買うとは、その発想はなかった・・・ってくらい、衝撃的な大発明なんですよねー。
最初に雑巾を売りに出すことを思いついた人、マジ天才・・・!
まー、ここらへん、人の考えはそれぞれだし、育ってきた環境や学校の方針でも違うんでしょうけど、子供に持たせる雑巾は、手縫いなのかミシンなのか買った方がいいのか、縫うなら雑巾に使うタオルは新品なのか中古なのか、取り急ぎ雑巾を縫わなきゃいけないときの手縫い雑巾の縫い方まで、今さら聞けない雑巾の話が今日のテーマ。
求められる雑巾は学校や先生の方針で変わる
雑巾は、子供が卒業するまで6・3・3で12年、毎年春になると用意しなきゃいけませんよね。
ただ、この雑巾は、「必ず毎年2枚ずつ用意しなきゃいけない」みたいなものではなく、学校ごとに決まりがあったり、その時の担任の先生の方針や状況で変わってくるようです。
前に一度、担任の先生が「前の年に集まった雑巾がまだたくさん余っているので、今回は無しでいいです」というケースがあり、神様かと思いましたw
で。
多分、一番気になるのはここだと思うんですけど、用意する雑巾って、ミシンで縫わなきゃダメなのか、新品のタオルじゃなきゃダメなのか、もし、中古のタオルを手縫いで雑巾にした場合、雑巾がボロいからって子供が学校で恥をかいたりいじめられたりしないのか、みたいなところですよね。
これは、ママ友の意見よりも、率直に先生に聞いてみた方がいいです。
持参した雑巾をどのように使うのか、雑巾に指定があるのか、先生が先に教えてくれるケースもありますが、分からなければ聞いたほうが早いですもんね。
自分が持ってきた雑巾に名前を書いて、1年間、掃除時間の度に自分で使うのか、全員分のを一気に回収し、まとめて先生が管理するのか、とか、新品のタオルじゃなきゃダメなのか、中古のタオルでもいいのか、などです。
ほら。もし、椅子とかにかけておいて自分で1年間使う雑巾なら、男の子なのに魔法少女のキャラものタオル雑巾とか持たせちゃうと向こう1年からかわれるだろうし、トラウマやいじめになってもいけませんしね。
ま、多くの場合、回収した雑巾を先生が管理して、先生が机や配膳台に使う綺麗めな雑巾と床用の雑巾に分けてくれるので結局「雑巾ならなんでもいい」ということになるのですが、中には「新品のタオルオンリー」みたいに指定のあるケースもあります。
知り合いの先生によると「雑巾はご好意なのであんまり図々しいことは言いたくないし、雑巾に使うものなので新品タオルも中古タオルも気にならない」という話でしたよ(ここは個人差が大きいんでしょうけど)
余談ですけど、しーちゃんが小学1年生の時、担任がすごいおばあちゃん先生でしたけど、保護者の若いお母さんたちに「雑巾1枚でもモノを大切にすることは教えられる。大切に使った後の使い古しのタオルで十分だし、無理にミシンじゃなくてもいい(当時は洋裁が女性の一般常識だった)。子供が自分で作った縫い目の揃わないような雑巾こそ、一番の価値がある」とおっしゃったそうです。
それだけ聞くとすごくいい話ですけど、おかげで「自分でやりなさい!」と雑巾を縫ってもらえなかった記憶が・・・w
手縫いとミシンと既製品、使いやすいのはどれ?
しーちゃんの母がヤングだった時代、ミシンで洋服くらい縫えないと嫁の貰い手がない、みたいなのがマジで言われてしまうような環境だったそうです。
でも、今となっては時代錯誤だし、ミシンなんて趣味のひとつだし、家庭科の授業以来触ったこともないような人だって多いはず!(私含む)
なので「うちはミシンがないから雑巾が縫えないので買ってきて済ませる」みたいに、ミシンがないのを理由に雑巾を買うのはちょっと待った!
実は、雑巾って、手縫いが一番いいんですよ!
手縫いの雑巾は縫い目が大きいので柔らかく、丈夫で使いやすいのです。
特に、握力のない子供の手で絞ったり拭いたりしますから、柔らかく、水をよく吸い絞りやすい中古タオルの手縫い雑巾は最高です。
もちろん、ミシンでガーーーーーッと一気に縫っちゃうのもありだし、既製品だってしーちゃんの強い味方です。
ここらへん、親になる人の年代や育ってきた環境にすごく差が出るであろう部分なので、人によっては「手縫いなんて、ミシンもろくに使えないって言っているようなものだ(暗に最低限の女性のたしなみが身についていないと揶揄している)」って思う人もいれば「学校用の雑巾なのにわざわざ新品のタオルで張り切ってミシンなんてどこまで見栄っ張りなんだろう」みたいに思う人もいれば「わざわざ縫うなんて無駄なことに時間を使う暇な人もいるのねー」みたいに思う人もいるわけですよ。
しーちゃんはそういうママ友ごとの価値観の違いを押し付けられても困るし、そもそも子供の頃に「モノを大切に最後まで(自分で縫って)使う」という方針で育てられているので余計に、ママ友ではなく先生に聞こうと言っているのです(。・∀・)ノ
手縫いの雑巾の縫い方
では、自分で縫うにせよ、子供に縫わせるにせよ、基本の手縫い雑巾の縫い方を見ていきましょう。
用意するのは
- ごく普通のフェイスタオル(新品でも中古でも)1枚
- 縫い糸(タオルと同じ色の方が縫い目が目立たなくて良い)
- 裁縫道具(適当なはさみ・縫い針・待ち針)
先生に確認しておいて欲しいのですが、雑巾を干すためのひもをつけなきゃいけないとか、名前を書くための布を縫い付けないといけないとか、そういう指定があるかどうか、先に聞いておきましょう。
また、雑巾は1枚のタオルから1枚の雑巾を作る人もいれば、半分に切って2枚作る人もいます。
中には「フェイスタオルを4つ折にした雑巾」みたいに、学校側から厚みの指定がある場合がありますが、指定が無ければどちらでも構わないでしょう。
雑巾に使うタオルが厚手すぎると縫いにくく、無理をすると針を折ってしまいますし、厚手すぎる雑巾は乾きにくいので使い勝手が悪くなります。
逆に、薄すぎるタオルを半分に切ってしまうと、薄すぎて雑巾というよりフキンみたいになってしまい、床掃除のようにゴシゴシ行きたいときには物足らないです。
考え方としては、銀行やガスやさんなどでもらう薄~~~いペラペラのタオルなら1枚で1枚の雑巾を、厚手のしっかりしたタオル(贈答品などでもらうやつ)なら、半分に切って2枚にするとちょうどいいでしょう。
今回は、生命保険の人にもらった柄つきのちょっと厚手のタオル(見栄張って新品w)を使います。
まずはタオルの耳を切り落とす
耳って言うのかなぁ・・・w
まずは、タオルの両端にある固い部分をはさみでジャキッと切り落とします。
少々ゆがもうが気にしな~~い♪
ここ、このまま残すと固くて縫いにくいし、よけて縫ってもあの厚い部分って厚すぎて乾きにくいので使いにくい雑巾になっちゃうんですよね。
では、次に、まずはタオル1枚で2枚の雑巾を作る「2つ折タイプ」と、その後でタオル1枚丸々使う「4つ折りタイプ」のそれぞれの作り方を見て行きますね。
タオル1枚から2枚の雑巾を作る2つ折りタイプの場合
先ほど耳を切り落としたタオルをさらに真ん中で半分に切ります。
おおよそ半分くらいなら問題ないので細かいことは気にせずジャッキリいきましょう!
半分に切ったタオルを写真のように裏返しに半分に折り、点線の部分を縫い付けて筒状にします。
この時の縫い目は、普通の並み縫いでOK。
頑丈っぽい縫い方じゃなくても、綺麗な縫い目じゃなくても、細かい縫い目じゃなくても大丈夫!
ただ、あんまり糸をキツキツに張るのではなく、ゆったりめにすると、使う時にぎゅっと絞っても糸が切れにくくてGOOD。
筒状になったタオルを表に返します。
これが返している途中。
返し終わったらこうなるのでステッチを入れて完成。
このステッチも、普通の並み縫いでOK。
少々ゆがもうが線が曲がろうが縫い目が粗かろうが気にしない!
・・・ただ、タオルと同じ色の糸じゃないと目立つかもです^^;
タオル1枚丸々使う4つ折タイプの場合
まずはタオルの端っこにある耳の部分を切り落とします。
薄手のタオルのように1枚のタオルを丸々1枚の雑巾にする場合は、このように切れ目を中に織り込むようにたたみます。
このままさらに折って4つ折にします。
あとはステッチを入れて仕上げていきます。
最初に切り落とした耳の部分は、ひも付き雑巾のひもとして縫いつけちゃえば無駄が無くてエコロジー・・・かも!?(やったことはないw)
いろんなステッチがあるんだよ
雑巾のステッチは、ナナメに渡す基本形の他、図のように縦線を入れてみたり、ラーメンどんぶりみたいな渦巻状の模様にしてみたり、華麗な刺し子のように柄にしてみたりなど、工夫次第でいろいろ楽しめます。
ま、楽しむまでもなくさっさと縫って終わらせてしまいたいしーちゃんはもっぱら基本のナナメ線派。
ここらへん、風情がないです・・・(´-д-)-3
雑巾に風情もへったくれもあるか!と開き直るしーちゃんなのでした。