夏のうだるように暑い午後と言えば、かき氷ですよね~~!!
ほら、なんか、暑すぎると、濃厚なバニラアイスよりもあっさりサッパリしたかき氷の方が欲しくなりませんか???
そんなかき氷、所詮砂糖と水だと思っていたら意外と高カロリーだったり、夏太りを引き起こすかもしれないなんて恐ろしい話を小耳に挟んだのでさっそく全力で、全力で!!調査してきました。
この必死さが伝わればいいなぁ・・・w
案外高かった!?かき氷のカロリー
かき氷は、削った氷に蜜やシロップをかけて食べる、言わずと知れた夏を代表する国民的おやつです。
人生で一度は食べたことのある、というか、子供の頃家にあったかき氷シロップの代表格と言えばこれじゃないですかね~
そう。明治屋の「マイシロップ」シリーズ。
いちご、メロン、レモン、ブルー、みぞれ、宇治、と、おなじみのラインナップのうち、何味を買うかで兄弟げんか勃発なんて日常茶飯事だったりして!?
しーちゃんは子供の頃、友達の家で御呼ばれしたかき氷がみぞれで「うちはいつもみぞれよ」って聞いてそんな家があるんだとビックリした経験があります。
うちはいちごかメロンだったなぁ・・・
で、まずはこの定番中の定番のかき氷シロップから見ていくと、明治屋の場合、おおよそ、何味であってもほぼ70キロカロリー程度。
1食あたり、32ミリリットル(明治屋HPより)ですから、だいたい大さじ2杯分。大さじはカレーを食べるスプーンと同じくらいの大きさです。
・・・当然、ドバドバと量りもせずにかけちゃえばカロリーは変動しますからね?
で。
この、超オーソドックスな明治屋のかき氷シロップを大さじ2杯かけたかき氷は、なんとガリガリ君(ソーダ味)とほぼ同等のカロリーなんです。
(ガリガリ君ソーダ味1本69キロカロリー:赤城乳業株式会社HPより)
ちなみに、みかん1個45キロカロリーでりんご半分75キロカロリーですから、りんごダイエットとかした事がある人なら、りんご半分とかき氷1杯がほぼ一緒と思うと、案外高カロリーなのかなって思うかもしれませんね。
そして。
なんとクノールカップスープ(コーンクリーム)1袋分が76キロカロリーですし、うまい棒(めんたい味)1本33キロカロリーですから、超オーソドックスなかき氷1杯は、実はうまい棒2本分ちょいだったりするのですよ。
かき氷なんて所詮、砂糖と水だからカロリーなんて大したことないと思ってきましたけど、オシャレでもなんでもないごく質素・・・いや、シンプルなかき氷1杯がカップスープ1杯分とかうまい棒2本分だと思うとちょっとあなどれないなぁと思ってしまいますね。
当然、あんこや白玉、練乳などをプラスして宇治金時にしたり、アイスや果物をプラスしたりすれば、かき氷といえども無視できないレベルのカロリーまで膨れ上がってしまいます。
ちなみに、コメダ珈琲店のかき氷「キャラメルミルク」なら426キロカロリー・・・ソフトクリーム付の「キャラメルミルク&ソフト」ならさらに153キロカロリー追加の579キロカロリー。もはや食事並みだな。。。
かき氷にひそむ”夏太り”の恐怖!!
案外カロリーが高いかき氷ですけど、実はさらにやばい落とし穴があるんです。
それが、かき氷は夏太りの原因になりやすいってこと。
もちろん、みんながみんなかき氷を食べれば夏太りになるわけじゃないし、かき氷だけが夏太りの原因というわけでもありませんけどね。
で。
夏太りの原因はズバリ”冷え”です。
かき氷って、ほぼ氷ですからね。
冷たい氷を食べることで内蔵が冷えてしまい、これが血流の悪化や自律神経の乱れを引き起こし、体が保温のため、(特にお腹周りに)脂肪を蓄えようと働いてしまうのです。
これ、以前書いた内蔵型冷え性の記事にもっと詳しいメカニズムが載っているので、頭や手足は暑くて汗ダクダクなのにお腹だけ異様に冷たいという経験のある人は是非ご一読ください。
夏場はただでさえ暑さから体はダメージを受けています。
例えば、寝苦しい熱帯夜が続く夜。
クーラーをかけっぱなしにすれば体が冷えすぎちゃうし、クーラーを切っちゃうと暑くて眠れない。ってか、状況によってはクーラー無しで寝れば命に関わるケースだってある。。。
このように、夏場はどうしてもぐっすり快眠とはいかず眠りの質が下がるので、これだけでも体力を削られちゃいます。
さらに、暑いからってついつい食事も冷たいものが多くなり、食事内容も偏りがち。
熱中症予防にって、ついつい「飲むなら冷たいスポーツドリンク」って手が出たり、のどを通りやすいそうめんや冷やし中華など、冷たい麺類ばかり食べてみたり、暑くて料理なんてしたくないからってカレーや菓子パン、サンドイッチといった炭水化物中心の食事で済ませてみたり・・・
そこに輪をかけて夏といったらビール!
キンキンに冷えたビールに枝豆や冷奴といった冷たい肴や唐揚げなどの濃いおかず。
ね?
そこにさらにかき氷・・・もう想像しただけでやばいでしょ!?
- 冷たいものをとりすぎて酵素が十分働けなくなるほど低下した内臓温度
- 低い眠りの質で削られた体力
- 炭水化物や脂質、糖質ばかりのアンバランスな食事
せめて湯船にゆっくり浸かれば冷えた内臓や狂った自律神経のバランスを整えることも可能ですが、やっぱ暑いとどうしてもシャワーで済ませちゃいますしね。
体がリカバリーできないまま、どうにか対策しなくちゃ・・・と動いた結果、体にできるだけエネルギーを溜め込むように脳が指令を出してしまう=太りやすい体質に変わる、というわけですよ。
かき氷で内臓を冷やしすぎちゃうと、夏太りしやすくなるので注意ですね。
どうにかしてかき氷のカロリーをカットしたい!
案外高カロリーなかき氷。
ま、氷自体はゼロカロリーなので、シロップやトッピング分が全部カロリーとして跳ね返ってくるんですけど、これをどうにかゼロに出来ないかと考えてしまうのですよ。
一番手っ取り早いのはいわゆる人口甘味料を使うかき氷。
人口甘味料なら、ほぼゼロカロリーで脳みそにしみる甘さを味わえるのでは???
で、これも、以前人口甘味料が本当に危険なのかどうかという記事で扱ったのですが、人口甘味料って、安全性も危険性もイマイチ情報不足な感じなんですよね~・・・
ただ、厚生労働省によると、人口甘味料であるスクラロースは1日あたり体重1キロに対し15ミリグラムまでという摂取目安があります。
これは、コカコーラ・ゼロで換算すると1日4.5リットルに相当します。
体重が60キロの人で、1日900ミリグラムまでOK。
900ミリってかなりの量ですよ?
かき氷シロップ大さじ2杯で30ミリリットルですから、ごく一般的な成人男性が毎日、かき氷シロップの代わりに人口甘味料を同じ量とったとしても健康上まったく問題はない計算です。
ま、人口甘味料にせよ、市販のシロップにせよ、体に良くはなさそうだし、もっと天然素材でやさしいものを、と考えるなら、果物をジャムにしたものやシロップ漬けにしたもの、カルピスの原液やハチミツなどで工夫することになるんでしょうね~~
でも、カロリーのことだけ考えるなら、余計なトッピングでカロリーを押し上げちゃうのは得策ではない気がしますけどね。
おいしくかき氷を楽しむためのまとめ
さて、ここまで、
という話をみてきましたが、だからって細かいことを気にしすぎて、かき氷が食べられないのはいやですよね!
おいしく食べて、でも体を壊さないようにするには、
- かき氷のような冷たいもの「ばかり」ではなく内臓を温めるものもとる
- 出来るだけ質のよい睡眠を目指す
- 栄養バランスのよい食事を心がける
- 暑い時こそ湯船に浸かって内臓の冷えや自律神経の乱れを整える
ただでさえ体に負担をかける夏。
でも、どうすれば怖い夏太りを防げるかをちょっと知るだけで、かき氷をエンジョイして夏を攻められる気がしてきますね!!