気がついたのはいつだったのかしら。
新入社員の頃は何も思わなかった会社の飲み会が、
いつしか苦痛しか感じなくなっていたこと。。。
旦那や友達と飲むお酒は大大大好物なのに、
会社の飲み会となると一気にテンションが急降下。
とにかく!酔っ払った上司のくどくて痛くて内容のない演説がウザい。
ビール瓶持って上司にお酌をしてまわるのも苦痛。
嫌々参加している若手が盛り上がらないのが気に入らないオジサマ上司との板ばさみも勘弁!
「飲みニケーション」なんて、結局飲みたい上司の自己満足だよね?
拘束時間外はさっさと帰りたいの。あんた達と違って私、リア充だしぃ~~
って、いつか言ってやるんだ!いつか。きっと!!妄想ではなく!!!
でも、ホント、現実問題、どうにかならないですかね?
行きたくない飲み会。
断れるなら断りたいし、どうしても出なきゃいけないならうまくやり過ごしたい。
そこで、どうしても出なきゃいけない飲み会を、うまくやり過ごす方法について、書いてみたいと思います。
会社の飲み会は懇親という名の接待である!
主催する会社側では、飲み会の目的を「懇親」「慰労」などとしていることが多いのではないでしょうか。
日頃のがんばりへの感謝を込めて飲食を提供するとか、
仕事の場を離れてコミュニケーションを図ることで社員同士の親睦を図るとか。
でも、いい大人なんだから、そういう口上を真に受けてはいけないのです!
いいですか?
そもそも、会社の飲み会を家族や友人との飲み会と同じように単純に楽しもうとするから苦痛を感じるんです。
雇い主主催の飲み会で、我が家のようにくつろいでどうする!?
あれは懇親会という名の接待であり、社内で自分の立ち位置をアップもしくはキープするための仁義なき戦いの場なのです。
社内ヒエラルキーから振り落とされないためのサバイバルだと思えば、とてもじゃないけど会社の飲み会を家族や友達との飲み会と同列には考えないでしょう。
そう。マジ参戦の本気合コンでありのまますぎる自分を見せたりしないでしょ?
アレと同じで、人には戦わなければいけない瞬間があるのです(キリッ
会社の飲み会は気を使うのが当たり前。
お金を払って参加しているのに、好きなものが食べられない、お酒はセーブ気味で飲まなきゃいけない、面倒な上司の演説もにこやかに聞かなきゃいけない、始終笑顔を貼り付けて、周りの人の食事に目を配り、「次何にします?」って飲み物を注文し、と、かいがいしく世話を焼きつつ、「もちろん飲んでますよぉ~」って堪能しているフリをしなきゃいけないのですよ!
飲み会が嫌いになるのは当然であり、決してあなたが特別なわけではありません。
だって戦いなんですからっっ!!
目的意識をハッキリ持つ
そもそも、飲み会という名の戦いに参加するわけですから、
何の目的もなくただそこに存在するだけでは、いいようにサンドバッグにされるか、自分の存在自体をスルーされて終わるか、いずれにせよ苦痛が倍増する暗黒の未来が待っています。
飲み会という名の戦いに参加する以上、ハッキリと目的意識を持って望むことが大事。
ここで勘違いしてはいけません。
まかり間違っても、仕事の話題を真剣に討議するなど愚の骨頂ですから、絶対にそんなものを飲み会の目的にしてはいけません。
酔っ払い相手に真剣に仕事の話をしたところで所詮酔っ払い。
時間と労力の無駄です。
そういう無駄な語り合いが好きな人はいくらでも語り合えばいいのですが、
飲み会が苦痛でたまらない私たちにとっては語り合いなんてキングオブ苦痛、でしょ!?
また、こういった飲み会では、みんながみんな酔っ払いではありません。
むしろ、飲むフリをしながら鋭く周りを観察し続けている人は相当多いです。
つまり、誰も見ていないと思っているのは自分だけで、案外じっくり見られていると思った方がいい。
さりげなく気遣いが出来る人は誰か、周りの雰囲気を良くするリーダーシップを発揮できるのは誰か。
あまり好ましくない内容の愚痴を言っている人、空気も読まずに独自の世界に閉じこもっている人、など、知らないうちにチェックされていることも少なくありません。
そう。飲み会とは、自分のキャラやイメージ、立ち居振る舞いや人間関係構築スキルなど、業務だけでは見えない部分が評価される場。
飲み会とは、自分が試される場所と言っても過言ではないのです。
これはまずい!飲み会の過ごし方
うまい飲み会の過ごし方を調べているはずなのにまずい飲み会の過ごし方ってどーいうこと!?なんだけど、どうしても、絶対にやっちゃいけない過ごし方があるのでそこから書いておきますね。
それは愚痴です。
とはいえ、飲み会なんて愚痴のはけ口そのものだったりするので、多少の愚痴を聞かされることだってあるでしょう。
でも、会社が主催の飲み会で会社の愚痴はいただけませんよね。
まぁ、飲み会は戦いですから、上司の愚痴を笑って受け流すことも必要でしょう。
けれども、あなた自身が愚痴を言うのはよろしくない。
特に、特定の人物の対する愚痴は絶対に口を慎み、もし、座っているテーブルで特定の人物を非難するような愚痴が出始めたらやんわり話題を変えるか無理そうなら席を離れましょう。
それぞれに盛り上がっているから、誰もこちらなど見ていないと思っているのは自分だけ。
案外、会話は筒抜けだし誰が誰の悪口を言っていたのか、誰が同調していたのかなど、しっかり見られています。
長く職場で働きたいなら、「悪口を言う人」「誹謗中傷をする人」というレッテルを貼られないようにうまく立ち回りたいですね。
おとなしいのは悪いことじゃない
お酒を飲めば誰だって愉快に立ち回れるかといえば、そんなことはありません。
酔うと陽気になって場を盛り上げる、みたいなのを素で出来る人の方が珍しく、多くの場合、お酒の力を借りてちょっとだけ無理して場を盛り上げたり、空気を読んで盛り上がってみせたりと、見えない苦労をしていたりします。
ですので、「自分はあんな風に愉快に立ち回れないコミュ障なんだ・・・」などとムダに落ち込む必要はありません。
どうせみんな無理しているんだ自分だけじゃないんだそうなんだ!と、心の中でねぎらってあげましょう。
もちろん、飲み会の席は戦いであり試練の場ですから、ありのまますぎる自分100%で「盛り上げてもらえるのを待つ」「もてなしてもらえるのを待つ」みたいな態度では裏評価が下がってしまいます。
ですけど、世の中には盛り上げ上手もいれば、盛り上げるのは得意じゃないけど聞き上手だと言う人もいますよね。
正直、飲食しながらでも時々話し手の目をしっかり見つめるだけでも「今私はあなたの話を一生懸命理解している最中だ」というアピールになります。アイコンタクト最強です。
必ずしも、「へぇ~~~」「まじっすか~」「すごいっすねー」を連呼する必要はないのです(。・∀・)ノ
自分のキャラにあった方法で、盛り上げ役に回るのか聞き役に回るのか、判断したらいいでしょう。
飲み会は人物評価の場だと思おう
会社の飲み会は、業務以外の部分で人物像を見極めるための試練の場所であり、会社にとって利益になる人材をピックアップする場所でもあります。
会社としては、優れたリーダーシップを持ち、周りにうまく配慮でき、ポジティブにものを考えられる人材を次世代のリーダーとして優先的に育てたいと考えますよね。
ですから、悪口を言う、始終下を向き携帯をいじる、仲良しグループとだけ交流し後は知らん振りをする、過剰に媚を売って歩く、謙遜を超えて自虐的な発言ばかりするなど、印象の悪い行為でイメージを下げるのは自分のためになりません。
上司だけでなく、先輩、後輩、同期にも心を配り、飲み会という戦場を戦い抜いて勝利を掴み取っていただきたいのです。